IP電話とは、

IP電話の基礎知識

IP電話とは、インターネット回線を利用する通話機のことです。

従来の固定電話や携帯電話、スマートフォンと大きく異なるのは、この「インターネット回線を利用している」という点です。
電話回線ではなくインターネット回線を利用することによって、IP電話には従来の電話とは異なる、さまざまなメリットがあります。
最も大きなメリットには、「通話料が安い」ということが挙げられます。IP電話を利用するためにはプロバイダに加入する必要があり
ますが、プロバイダの月額利用料金は電話回線の月額利用料金よりも安い場合がほとんどです。また、インターネット回線には、
市内と市街の区別はありません。そのため、インターネット回線を利用するIP電話なら、場所を問わずどこでも同じ料金で通話する
ことができるのです。また、海外へ通話する際の料金も一般加入電話よりはるかにお得です。このようにIP電話は、一般固定電話や
携帯電話に比べ、安い料金で通話を楽しむことができるのです。従来の固定電話をそのままIP電話として利用することもできるので、
新たにIP電話専用の電話機を購入する必要もありません。回線にさえ接続していれば、初期導入費用もほとんどかからないので、
お手軽にIP電話に切り替えることができるのです。このようにさまざまなメリットのあるIP電話ですが、いくつか注意しなければ
ならない点があります。たとえば、「050」ナンバーのIP電話では、「110」や「119」など、緊急通報に代表される3桁の
電話番号や、フリーダイヤルや一部の4桁番号にかけることができません。緊急時に通報しようとしても、IP電話からはつながり
ません。一般加入電話と併用している場合には、かけたい番号の頭に「0000」をつけることで一般加入電話から発信することができる
ため問題ありませんが、併用していない場合は緊急時の通報手段を別途用意しておきましょう。ほかにも、電話回線ではなくインター
ネット回線に依存しているため、受信及び送信する際にはモデムが機能している必要があります。モデムが不調であったり、停電中は
IP電話を使用することができません。IP電話を利用する際には、こういった点に注意が必要です。これまで通話料金がネックと
なって長時間の通話は控えてきた、という方にとって、IP電話は非常に便利でお得なサービスといえます。まだまだ広く知れ渡って
いないIP電話ですが、今後さらに進化し、生活に欠かすことができない連絡手段になるであろうと予想されています。

IP電話のメカニズム

「IPフォン」のような普段聞き慣れない単語を聞くと、難しく考えてしまう人もいるかもしれません。
そこで今回は、「IPフォンの仕組み」や「IPフォンにすると通話料金が安くなる理由」について、わかりやすく解説していきます。
今後、サービスの利用を考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。

■IPフォンの仕組み

IPフォンを利用するにあたって一般の電話回線は特に必要ありません。その代わりに、「ブロードバンド回線」を利用することになります。
これはインターネットを使うときに必要となる回線で、メールを送受信する際やウェブサイトを閲覧する際に使われています。
そして、IPフォンも同様に、この回線を使って相手と通話することができるのです。

■通話料金が安くなる理由

まずは、一般電話を利用した際に発生する料金の仕組みについて説明します。
一般電話を使って通話をするためには、「交換機」を通して自分から相手のところまで電波を繋げなくてはなりません。
電波は、まず自宅から最も近い交換機へ伝わり、さらに別の交換機へと伝わり、最終的に相手から最も近い交換機に伝えられることで、
やっと相手の電話機に届きます。ここで心得ておきたい点が、「相手との距離」です。距離が離れているほど、つまり経由する交換機の
数が多いほど、電話料金は高くなっていきます。そのため、離れた地域で暮らす人や、出張で遠方に出向いている人などと通話すれば、
それだけ電話料金は高額になります。対してIPフォンは、距離に関わらず発生する料金は一律です。そもそも電話回線を使っていない
ので、複数の交換機を経由する必要がありません。相手が一般電話を利用していた場合、相手から最も近い交換機だけは経由する必要が
ありますが、それ以外は一切必要ありません。距離が近くても遠くてもこの条件は変わらず、料金の変動がないのです。
さらに、相手もIPフォンサービスを利用している場合には、相手から最も近い場所にある交換機を通る必要すらありません。
加入するサービスにもよりますが、通話相手と同サービスに加入していることで無料での通話が可能となります。
またこの場合には、通話時間が長くなっても料金がかかることはありません。
これが、通話料の安さの秘密です。多くの人がIPフォンサービスに加入すればするほど、自分自身にとっても相手にとってもお得になります。
もちろん、相手がサービスに加入していなくても、自分自身が加入しているだけで通話料金は大幅にカットできます。電話の使用頻度が
高い人ほど、ぜひ加入しておきたいサービスです。

IP電話の種類

複数のメリットを併せ持つIP電話には、大きく分けて3つの種類があります。「Phone to Phone型」と「中継型IP電話」、
「インターネット電話」の3つです。IP電話の各タイプによりサービス内容や利用料金などが異なり、利用するにあたり必要となる
機器の種類も異なります。そのため、サービスを利用する前に、各タイプがどういった特徴を持っているのか把握しておきましょう。
そこで今回は、これら3つのタイプについて簡単に紹介していきます。

■Phone to Phone型

現在、最も主流とされているタイプがPhone to Phone型です。これは、一般電話から一般電話への通話が可能なサービス。
家庭で使用している電話機を使って利用でき、一般電話であれば誰とでも通話ができるため、非常に手軽で取り入れやすいサービスといえます。
また、手軽なだけでなく、通話時にストレスを感じることがほとんどないほど質が高いというメリットもあります。
通話により発生する料金は3分あたり8円前後で、条件によっては無料となる場合もあります。距離による差はないので、相手がどこに
いても料金は変動しません。

■中継型IP電話

これは、中継局と中継局を「IP網」で繋いで利用できるサービスです。通話料が安いにも関わらず音声品質をキープしているという
メリットがあります。また、このサービスは、マイラインの登録が必要ないばかりか、モデムやTAなどといったインターネット機器を
追加で用意する必要もありません。通話により発生する料金は、3分で10~20円程度です。Phone to Phone型と違い、距離により料金は
変動します。

■インターネット電話

パソコンから一般電話への通話が可能なサービスです。インターネット網の利用により開始できるサービスで、利用するのであれば
パソコン用のヘッドフォンマイクなどの機器の購入が必須です。これにはいくつかタイプがあり、一般電話を利用するケースもあれば
パソコンを利用するケースもあります。音声だけでなく、テキストなどを利用してコミュニケーションがとれるサービスもあり、
これはインターネット電話の強みといえます。通話により発生する料金は、3分で10円前後、場合により無料のこともあります。
Phone to Phone型と同様、距離による差はないので、相手がどこにいても料金は変動しません。以上が、現在使用されているIP電話の
タイプです。主流となっているPhone to Phone型のみ配線工事が必要ですが、これを利用すれば安価での通話が可能となるため、
頻繁に電話を利用する人にはおすすめです。


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