IP電話の導入と活用

IP電話の導入と必要な機器

家計・経費の節約のため、一般電話からIP電話へ切り替えるというのは非常に良い方法。
ここでは、IP電話の導入を考えている人へ「導入方法」と「導入するにあたり必要となる機器」をご紹介します。

■IP電話の導入方法

サービス開始にあたり、まずはIP電話サービスに対応している会社へ申し込みを行い、回線を繋いでもらう必要があります。
その際、すでにブロードバンドサービスに加入しているかしていないかにより、確認事項や手続きが異なります。
まずはご自宅でブロードバンドサービスに加入しているか否か、そして加入している場合にはその詳細を確認してみましょう。
・加入している場合
まずはじめに、現在加入している会社がIP電話サービスに対応しているかどうかを確認しましょう。もし対応していれば手続き
を行い、IP電話機器が送られてくるまで待ち、届いたら設置して完了です。しかし、万が一サービスに対応していなければ、
対応している会社へ切り替える必要があります。その場合、現在加入している会社とは解約を破棄しなくてはなりません。
新しい会社に加入したあとは、サービス手続きを行い、数日後届いたIP電話機器を設置すれば完了です。
・加入していない場合
現在加入している会社がない場合は、IP電話サービスに対応している会社を探して手続きを行います。
その際は、自宅にADSLか光ファイバーの回線が通っているかどうかのチェックも必要です。
会社を選んだらサービス手続きをして、あとは「すでに加入している場合」と同様、送られてきたIP電話機器を設置して完了となります。

■導入するうえで必要となる機器

IP電話を導入するためには、回線が繋がったときに接続媒体となる機器を揃えておかなくてはなりません。
これは大きく「IP電話対応ADSLモデム内蔵ルータ」、「IP電話対応ルータ」、「VoIPアダプタ」の3つに分類でき、これらのうち
どれか1つを利用する必要があります。自宅に引く回線やその接続方法により、必要となる機器は異なります。なお、機器は自分で
購入することもできますが、専門の会社からレンタルすることもできます。もともと使用しているルータがある場合は、先に既存の
ルータを接続解除しておく必要があります。IP電話対応のルータを同時に繋げることで、通信速度が落ちてしまう可能性があるためです。
以上が、「IP電話の導入方法」と「導入するために揃えておくべき機器」です。スムーズなIP電話利用のためにも、専門の会社に詳細を
確認しておくのが好ましいといえます。

IP電話の活用

IPフォンには、「IP固定電話」や「IPモバイルフォン」など様々な種類があります。
しかし、中には、『これらのIPフォンをどのように活用すれば良いのか分からない』という人もいます。
そこで、ここではIPフォンの種類ごとに、活用法をご紹介します。まずIP固定電話では、固定番号を使って通話ができます。
ネット環境が整っていれば、国内、国外を問わず発信することができるので、とても便利です。IP固定電話を自宅の電話
として使用することもありますが、仕事用に「IPビジネスフォン」として利用されることもあります。
IPビジネスフォンを提供している業者の中には、ボイスメール機能をつけていたり、代表番号をつけていたりするところが
あります。このようなサービスも提供している業者なら、ビジネスをより円滑に進めることができます。次にIPモバイルフォン
についてご紹介します。IPモバイルフォンも、IP固定電話同様、ビジネスフォンとして利用することができます。インターネットが
ない環境でも使用することができるため、場所を選ばずいつでも電話対応が可能です。IPモバイルフォンの活用法としては、
副業用のビジネスフォンや、ネットショップなど事業所を持たない会社のビジネスフォンとしての利用が挙げられます。
また、他にも、IP固定FAXがあります。IP固定FAXは、電話回線に入る必要がなく、FAX機があれば利用することが可能です。
そのため、初期投資の費用がかかりません。IP固定FAXのサービスを提供している会社の中には、「同じサービスを利用している
ユーザー同士なら通信料が無料」というところもあるので、こういったサービスを利用すれば通信にかかる費用をより抑えること
ができます。ビジネスシーンなら、会社のランニングコストを抑えて仕事のやり取りができますし、家庭なら、コストを抑えて
家族や親戚に手紙や絵などを送ることができます。さらに、IPメールFAXというものもあります。IPメールFAXなら、PC、スマート
フォンでもFAXを送受信できるため、会社や家にいなくてもメールでFAXを受け取ることが可能。必要なFAXだけを紙に印刷したり、
データをPCに残したりすることもできて大変便利です。IPメールFAXなら、紙にかかるコストを削減することができるので、
経済的にも大変助かります。このように、IPフォンには様々な活用法があります。電話だけでなくFAXとしても利用することが
できるため、もっと多機能な電話を使いたい、今かかっているコストを削減したいという人にはIPフォンの利用をおすすめします。

IP電話の今後

インターネット回線を利用することで、無料あるいは格安の通話料金を実現しているIP電話。2003年の登場から利用者が増え続け、
2014年には導入件数が約3,500万件に上ることが総務省により発表されています。登場時は課題も多いサービスでしたが、
現在は改良がかなり進んでおり、今後もさらなる改良・進化が期待されています。IP電話が登場した頃は、インターネットがあまり
普及していませんでした。しかし、現在はかなり普及しており、世代を超えて利用されています。また、スマートフォンが普及した
ことでさらにインターネット利用が加速しています。このインターネットの普及は、インターネット回線を利用しているIP電話に
多様性をもたらしています。すでにアプリをダウンロードすることにより無料あるいは格安で通話ができるサービスが多数登場しており、
利便性も向上しています。IP電話と携帯電話(あるいはスマートフォン)との連携も強化されており、外出中でもIP電話を利用した
通話が可能です。こういったサービスは、今後も利便性が追及されていくことが期待されています。また、携帯電話にIP電話を搭載する
流れも出てきています。IP電話は、基本的には固定電話に代わるものです。しかし、単純な通話料でいえば固定電話よりも携帯電話
の方が高く、携帯電話にも同じような技術が利用できるのではないかと考えられています。IP携帯電話の技術が確立されれば、
キャリア利用の通話が今よりかなり安くなることが期待できます。かつてはIP電話の弱点だといわれていた様々な点も、現在はかなり
改善されており、今後さらに躍進すると考えられます。例えば、IP電話は通話品質が固定電話に比べて良くないといわれていました。
登場時は確かにそうでしたが、現在は固定電話に引けを取らない品質を実現しています。これは統計調査にも出ており、現在のIP電話の
通話品質に不満を持っている人はほとんどいません。また、110や119などの緊急通報用の番号にかけられないという特徴から、
導入を控えている方も多くいます。しかしそれも昔の話で、現在のIP電話はそういった電話番号を自動で認識し、インターネット回線
から普通の電話回線に切り替えることができるのです。このような弱点は現在も見直し・改善が進められています。現時点でも携帯電話
との併用によりほとんどの問題は解決するので、IP電話に統合できるような開発が進行中です。また、2025年までには従来の電話回線を
使用した固定電話を廃止し、全てIP電話に切り替えられるように計画されています。





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